第18章


[37]page429


「ちっ、待て!」
 ダークライが俺達を追おうとするが、あの銅色のポケモンに尾で叩き落とされ阻まれる。
「どこへ行く? 久しぶりの獲物だ、逃がしはせんぞ」
「ぐうっ、まずはこいつから始末してやるッ!」
 チャンスだ。――

「・・・何とか逃げ切れましたね」
「ああ、予期せぬ乱入者が現われたがが失敗などするはずが無い」
ピカチュウ達はサカキの出て行った通路を走っていた
「でも、よくこんなこと考えましたね。まさかもとから逃げるつもりだったなんて」
「いや、これが最善の手だ。今回の目的はサカキを倒し、ロケット団を潰すこと。
あの巨体じゃ俺たちのことは追って来れないだろう。
もしサカキに逃げられたとしても俺たちをとめる事ができなかった
ダークライとまた協力しあうとは思えないからな」
「なるほど・・・」
「話はここまでだ、先を急ぐぞ!」
「はい!」



[前n] [次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[←戻る]




Copyright(C)2007- PROJECT ZERO co.,ltd. All Rights Reserved.