第18章


[30]page422『私だって萌え系うさぎだもん』


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ムクホークは傷つき、扱き使われてきた体を羽休めでなんとか回復してきた、
しかしそれにも限度があったのだ
「ハァ・・・今日も一人虚しく羽休め、誰か僕に愛の手を・・・」
ニャルマーとフライゴンが寝ているさなか見張り番として起きていたのだ・・・鳥目なのに
そんなとき目の前の草むらが揺れる、その音に反応するが何分鳥目ゆえ視認は困難である
「だ、誰!?」
「貴方・・・こんなに傷だらけじゃない、大丈夫?」
その謎のポケモンはそっとムクホークに近づき傷だらけの羽に手を添えた
ムクホークの眼前に長く揺れる耳が目に入る
(ま、まままさか憧れのミミロップたん!?!?)
彼女は暗闇の中ムクホークの傷を癒してくれた、その癒しがあまりに気持ち良かったのかムクホークは眠りこけてしまった
その晩、ムクホークはミミロップたんの夢を見たのは言うまでも無い

翌朝、ムクホークが目を覚ますと彼女の姿はなく目の前にはオレンの実が落ちていた
「夢・・・・・いや、この手当てのあと、夢じゃない!!」
無駄にはしゃぐムクホーク、するとまた草むらが揺れる
「ミミロップたん!?」
しかし草むらから出てきたのはミミロップではなくみずうさぎポケモンのマリルリだった
「あ、目が覚めたんですね。」
声の主を前にムクホークは固まっている
「?どうかしました?」
「・・・違う」
「え?」

「僕のミミロップたんはこんな水風船じゃなくてもっとスラッとしたナイスバディーなんだぁ!!」

ピシッと音を立て固まるマリルリ、感謝こそされどまさかこんな言い草とは思わなかったからだ

何かの物音で目覚めたニャルマーが何か丸いものに叩きつけられたであろうムクホークを発見したのは数分後の事であった
癒しってのはアクアリングってことでww
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