第18章


[24]page416



「ええ、我らがダークライの引き起こす厄介事の処理に追われて自由に動けぬ今、あの様に自由に動ける手駒が必要ですからね。少々、小細工をさせてもらいました。」
「…あの様な奴らにやらせて大丈夫なのだろうな?」
ボーマンダは無表情ながら少し不安げに尋ねる。
「問題無いでしょう。石板を集めたところで、アルセウス様でなければどうにもできません。
持つ者の秘めた力を少し増幅し放てるくらいです。アルセウス様があのピカチュウに与えた腕輪程度と言ったところですか。」
ミロカロスは淡々と答える。
「それがあの猫に対する丁度良い目眩ましになる、か。」
ミロカロスはニヤリと笑う。
「ええ。我らの代わりに必死に石板を集めてくれることでしょう。」

それを聞きボーマンダは呆れたように言う。
「…相変わらずだな。」

「はて?何のことでしょう」
とぼけるようにミロカロスはそう言った―

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

[前n] [次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[←戻る]




Copyright(C)2007- PROJECT ZERO co.,ltd. All Rights Reserved.