第18章


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「いまこの世界には神がいないんだろ?これほどのチャンスはもう二度とないよ」
「どういう意味だ?」
「神が復活する前にあたしたちが神の力を手に入れるんだよ。つまり、13枚の石板を集めるのさ」
「しかし、あの石板はわが主人にしか使えんぞ」
「いや、アタシにはできるさ。『猫の手』でね」
「なるほど、確かにそれなら・・・だが、なぜそこまでする?今の世界がそんなにいやなのか?」
「そういうわけじゃないさ、ただ・・・なんでもない。で、協力してくれるのかい?」
ヒードランはしばらく考え、不意に笑い出した
「フハハハハ、面白い!お前ごときがどこまでやれるか見てみたくなった。いいだろう、協力してやる」
「交渉成立ね」
「だが、私はここから動けん。代わりにこれを渡そう」
ヒードランが赤い石板のかけらをニャルマーに渡した
「石板同士はお互いに引きつけあう。これを頼りに探すんだな」
「わかったわ、ムクホーク、フライゴン、出発するよ!」
「え、え〜と何処へ?」
ムクホークとフライゴンはきょとんとしている。
「とりあえず、外に出るよ。その間にあんたたちにもわかるように説明するわ」
フライゴンの背中に飛び乗る
「さあ、いくよ!」


続くといいな



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