第18章


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「頭の悪いお前に、分かりやすく教えてやる。人間の支配を進めると支配された人間がポケモンを捕え、従わせる。人の支配=ポケモンの支配となるのさ。
さらに、脆弱な人間どもはちょっと恐怖をちらつかせれば簡単に言うことを聞かせられる。世界を回ってポケモンを配下にするより、格段に楽なのさ。」
ヤツは俺の今までの行動をあざ笑うかのように言う。俺はさすがに動揺してしまう。
「俺は……俺のやり方じゃ、世界は……。」
「くく…今までの自分を否定されて悔しいか?……何ならさらにお前を否定してやろう。」
「何……?」
そうダークライが言い終わった直後、部屋の入り口から一人の人間が走ってきた。
「到着。……お前がサカキか。」
やって来たのは赤帽子の少年だった。
「あれ?あの人さっきの……。」
ミミロップ達も彼に気付く。
「君か。我々のアジトで暴れているという少年は。よくここまで来れたものだな。」
サカキが少年に話しかけた。赤帽子はフッと笑う。



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