第18章


[01]page393




つんつん頭を見送った後、漸くタマムシシティに着いた。
日が暮れているが、人間は多いので、獣道を通る。
「いったーーい!」
暫くすると、後ろで叫び声が上がった。
ミミロップが小石を踏んだようだ。
「ちょっとピカチュウ、ここ歩きにくいわよ!」
「もう少しだ、我慢しろ。」
お約束の細い木は、腕輪の力で破壊する。
しかし、探せどもロケット団のアジトらしき物は見つからない。
どういう事なんだ?
すると、遠くにロケット団員が居るのを発見した。
「なに?相棒がやられただと!?しかも普通のトレーナーと野生のピカチュウに!?」
どうやら俺たちの話をしているようだ。
しかもよく見ると、ミミロップにボールを投げてきた奴だ。
よくあのボルテッカーに耐えれたな。
「え?サカキ様が?わかった、すぐアジトに帰還する。」
「おい、あの団員についていくぞ。」
「どうかしたんですか?」
ロゼリアが質問する。
「あいつならアジトの場所を知っているはずだ。中に入ってボスを潰す!」
「なるほど……」
迷っている暇はない。すぐに後を追うことにした。



[次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[←戻る]




Copyright(C)2007- PROJECT ZERO co.,ltd. All Rights Reserved.