第17章


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「大丈夫……みたいね、良かったあ。」
三匹共草むらに隠れてたのは正解だったな。カントーで見慣れないお前達が出てきたらロケット団の標的が変わり、場が困惑しただろう。
「あのにひき…かわいそうだったね〜。」
「そうですね…あの人間は良い人間だったんですか?ピカチュウさん。」
「……多分な。まあマシな方だろ。」
(俺が人間をほめるなんて……どうかしてるな。)
俺はふと、人間とカラカラが去っていった方を見た。


「………親か…。」


「え、何か言った?ピカチュウ。」
「いや、何でもない。随分時間をくってしまった。行くぞお前達、タマムシシティはすぐそこだ!」

再び俺達はタマムシへの道を進み始めた。今回の件で分かったこと、それは、ロケット団の奴を絶対に野放しにしてはおけないということだ。



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