第17章


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ミロカロスと別れた後、ミミロップ達にタマムシシティについて話した。

「ロケット団!?」「イワヤマトンネルの近くに居たのはやっぱり…。」「ムウマージ、ロケット団ゆるさない〜。」
「当然、奴らの悪事は阻止しなければいけないが、
人間が多く居る町で騒ぐわけにはいかない。
これからは慎重に行動するぞ。」
ここで喋っていても始まらないので、一刻も早くタマムシシティに行かなければ。
それにアルセウスの事も気になる…。
ミロカロスのあの言葉の意味は一体?
「ちょっと、ピカチュウどうしたの?」
「大丈夫だ。気にするな。」
「顔が真っ青ですよ?」
「……早く行くぞ。」
そう言って歩き始める。
暫く歩いていると、急にボールがミミロップに向かって飛んできた。
「え!?きゃあああっ!」
「ミミロップ!」
飛んできた方向を見ると、黒ずくめの男――ロケット団が居た。
「おっしゃあ! 珍しいポケモン捕まえたぜ!これで幹部昇進間違いなし!」
我慢できなくなり、俺は草むらから飛び出した。
「ん?ケッ、ピカチュウかよ。コイツはお前の仲間なのか?」
返事はせずにボルテッカーを喰らわせる。
「ンギャアアアアアッ!」
やりすぎてしまったようだ。倒れて動かなくなった。
俺はすかさずボールを取り、小さなボタンを押した。
「ピカチュウ!」
「ミミロップ、大丈夫か?」
「うん、平気。」
「ますます状況は悪化している。急ぐぞ!」



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