第16章


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――ここは、ハクタイの森。私はいつ戻ったのだろう。
ロゼリアちゃんもムウマージちゃんもいる。

「ねぇロゼリアちゃん。私たちいつ戻ってきたの?」
「昨日ですよ。ミミロップさん寝てる間に帰ってきちゃいました。」
「え?ピカチュウとの旅は?」
「もくてきたっせいした〜」

私が戸惑っていると後ろから叩かれた。
「よう、ミミロップ。おはよう。」
「ピカチュウ…もう旅はいいの?」
「あぁ、もういいんだ。世界征服するより、もっと大事なものが分かったからな。」
「もっと大事なものって何よ。」
「…お前だよ。俺はお前と二人でのんびりやっていこうと決めたんだ。」

ピカチュウ…私が何も言わないとピカチュウは話を続けた。

「今まで迷惑ばかり、辛い思いさせてきて悪かったな。これからは楽しく暮らそう。」
「そうそう〜たのしくくらそう〜」
「実は、二人で住む家も昨日建てたんだ。案内するからついてきてくれるか?」

私は、戸惑いながらもピカチュウに着いていった。正直、びっくりしているけど…うれしい


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