第16章


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ボーマンダが飛び去った後、間もなくミミロップ達は目を覚ました。
「う〜ん……あれ?私……」
「ふぁ〜あ……いつの間に眠ってたんでしょうか?」
「よ〜く〜ね〜た〜。」
「目を覚ましたか…大丈夫かお前達。特にミミロップ。」
俺は手下達を険しい顔で見る。

「あ、ピカチュウ!そういえば私変な夢見たなー。何かピカチュウが二人いて、それで……あれ?思い出せないけど、確か嬉しいことを言われたような……。」
元気そうなミミロップの顔を見て俺は安心した。

「思い出せないものは思い出さなくていい。それより皆に話したいことがある。実は……」
「あれ?何か足音が聞こえるよ?」
ミミロップが耳をピクピクさせながら言った。俺も耳をすましてみる。
「……これは、人間の足音か?しかも一人二人じゃないぞ……!」



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