第16章


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「奴の存在は時空をも歪めてしまっている。お前も見たであろう?滅んだはずのロケット団を。」
! あれは幻覚では無かったのか…。
「…ああ。」
「奴がいては我らに残る力では歪みを直しきれん。奴をこのまま放置すれば、世界はバランスを崩し壊れてしまうだろう。」
恐ろしいことを淡々と言い放つ。
「な、何ぃ!?」

「我らも奴を追う。お前もこれまで以上に奴には気を付けることだ。」
ボーマンダは飛び立とうとする。
「ま、待て!まだ聞きたいことがある!アルセウスは、アルセウスは見つかったのか!?」
「………我らがダークライを倒さねばならない理由はそこにもある、と言っておこう。」

そう言い、ボーマンダは飛び去っていった。



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