第14章


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クチバシティを抜けその北の6番道路添いの林のなか、ピカチュウ一行はイワヤマトンネルを目指し歩いている。

「ねぇ、いい加減機嫌直してよ〜、ピカチュウ。」
「うるさい、黙れ。」
ディグダの穴でミミロップ達にからかわれてから、ピカチュウの機嫌は悪いままだ。
ピカチュウはムスッとした顔をしながら、ずんずんと早足でミミロップ達から離れて先を歩く。

「も〜…。」
「ミミロップさんがしつこくからかうからですよ〜…。」
「むぅ〜…。」
「な、何よぅ。ロゼリアちゃん達だってノリノリだったじゃない…。」
「だ、だって〜…!」
「ぼわわ〜ん…。」
ミミロップ達がごにょごにょやっていると、ピカチュウが苛立ち振り向く。


「遅い、何をやっている!」
「フニャァッ!?」
ドシーン!!
ピカチュウが大声を出すとその声に驚いたのか、何かが木の上から落ちてきた。

「いてててて…何が起こったんだニャ…。」



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