第12章


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そんなこんなで準備をしていると、洋館の入り口の扉をドガッと乱暴に蹴り開ける音がした。
「ああ?なんでえ!?」



ドンカラスが様子を見に行くと、そこにはマニューラと三人のニューラの姿があった。
「ヒャハハハハ!勝手に来てやったぞ糞カラス!」
「オレたちも誘えっつーの!」
「あたしらに黙ってこっそりやろうとしても無駄よ。」
「カーラースくーんあーそーぼ!ギャハハ!」



「ちっ、またてめえらか糞ネコ供!クリスマスの時といい、どっから祭りの匂いを嗅ぎつけて来やがるんでえ!?」
悪態をつくドンカラスを無視しマニューラ達は勝手に上がり込みはじめる。
「それじゃ、お邪魔するぜ!ヒャハ!」
「上がらせてもらうっつーの!」
「それにしても相変わらずボロい館ね…。」
「やーい!お前んち、おっばーけやーしきー!ギャハハ!」
「おいっ!誰も上がっていいとは……ちっ、準備の手伝いくらいはしやがれよ糞ネコぉ!」
「へーへー。」



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