第12章


[13] 


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ハクタイの館にて…



ドンカラスが洋館の一室で、怠そうに寝転びながらテレビを見ている。
「げっ、大嫌いなエリートトレーナーのコーナーが始まりやがった。なあにが『ファンのみんな』だっての、けっ。さっさとチャンネル変えやしょ、リモコンはと…」
ドンカラスがリモコンを探しゴソゴソしていると、またいつものようにビッパが嬉しそうに部屋に駆け込んでくる。
「ドン!また友達を連れて来たお!」



「…あ〜、リモコンこんなところにありやした、さっそくポチッとな。」
ドンカラスはビッパを無視し、テレビを見続けている。
「ス、スルーしないでほしいお!もう外で待ってるお!」
はあ、とドンカラスは大きなため息をつく。
「へえへえ…。」
渋々、ドンカラスはビッパについていった。



「友達のスカタンク君だお。」
館の外には、頭に尻尾を乗せた黒い毛並みの変なポケモンが待っていた。
「…で、何ができるんで?」面倒臭そうにドンカラスはたずねる。
「色んな事ができるお!火炎放射に置き土産、大爆発…まさに技のデパートだお!」
「へえ、そりゃすげえや。やっとまともな奴を連れて来やしたね。これは採よ…」
「そのかわり…。」
「………何でえ?」



「攻撃は全部尻から出る。」



「帰れ。」



続かない


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