第1章


[23]次の土地へ


ヤミカラス達の中には不満をもらす者もいたが、ドンカラスが叱りとばした事でそれもおさまった。
「ところでボス、これからどうするおつもりで?」
「そうだな、また新たな手下を求めどこか別の土地へ向かうことにする。」
「俺様・・・いや、あっしはどこへでもお供しやすぜ!」
「いや、お前にはこの森にいてもらう。」
「そ、そんな〜!なぜです!?」
「この森の留守番が必要だ。それにまだ俺に従っていないポケモン達を従わせてもらいたい。」
「わ、わかりましたボス!任せてくだせえ!」
ポン、とドンカラスは自分の胸を叩く。
「あ、そうだ。コレをあっしだと思って連れてってやってください。」
ピカチュウに不思議な石を手渡す。
「これは・・・?」
「闇の石と呼ばれるもんです。光物が大好きなヤミカラス共が拾ってきた物で、不思議な力が秘められてるんでさあ。」
「ありがたく貰っておこう。」


「それじゃあボス、お達者で〜!」
ドンカラスとヤミカラスに見送られながらハクタイの森を後にする。


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