〜第3章〜


[18]初めてかも


いつもなら鍵がかかってることもあるレイの部屋が珍しく開いていた。




ガチャ


「レイ?」
小さな声で名前を読んでみる。


いすに座っているレイがいた。
いつものようにパソコンの前にいる。


いつもと違うところは、机に顔を伏せている。

近づいてみるとレイは、寝息をたてていた。


「寝てる…。」


起きる様子がない。

普段から綺麗な顔をしているが寝ている時の顔は、少し子供っぽい。


「案外寝顔見たことなかったな…。まつげ長い…。」


思わずマジマジと見てしまう。




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