〜第3章〜


[11]女の勘


「…っ…くっ…」

部屋に帰りハルカは、声を押し殺し泣いていた。
なぜ涙がでるのかわからなかったけど、酷く心が傷んだ。

ただ、自分以外とキスするのが心にひっかかった。


**********「やめてください…歩矛さん。私達は、そうゆう関係じゃないでしょう。」
体をすり寄せていた歩矛と少し距離をとる

「あら、じゃぁ今からそうゆぅ関係になりましょうよ。」


「……歩矛さん。」
レイがため息をつく。

「わかってるわよ。さっ!始めましょ早v

「…そうですね、その前に…」

「あの坊やが気になるの?」


「えっ…。」

「…絵を書いててもどこか上の空よ。しっかりしてよね。」


「…すみません。」


「あの子が気になるんだったら早く終わらせましょ。」


「…そうですね。」

レイは、再び筆をとった。


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