〜第2章〜


[07]まだいた同居者


レイは、ひたすら無言でパソコンと睨合っていた。
キーボードを弾いてゎ頭を抱えたり、腕組みしてため息をついたり。
その姿をハルカは、眺めていた。

次第に退屈になってくる…。
たまらなくなりレイに話しかける…。
「なぁー…」

「何ですか?」

「俺…退屈で死にそうだよ…。」

「そうですねぇ…TVありますょ。適当に見ててください。」

「TVかぁぁ…。」

渋々TVを見出す。つけかたなんて知らなかったがいつも暇になったらマスターが見てたからだいたいゎわかった。
ソファでゴロゴロしながらTVを見ていると頭の上に何か落ちて来た。

「ん?」
起き上がり見て見ると猫が座って居た。
「なんだ…猫のヌイグルミか…。」

触ろうとすると猫は鳴いた。
「ミャーッ…。アナタ初めて会うゎね?」

「うわあぁぁ゛猫が喋ったァァ!」

「どぅしました?あぁ…ルビー帰ってたんですか。」
零がいつの間にかドアから除いていた。

「ル、ルビー?」

「アタシの名前ょ。ルビーっていうの。アタシゎレディなんだからね。」
「ただの猫じゃねぇか!」

「ルビーは、元人間だったんですよ?詳しく話せば昔事故に会い脳だけは、無事だったんだ。ルビーは、元々研究者で人間について研究をしていた。よく元気な時に、自分にもし何かあったら自分の脳を移植させてほしいってね。」

「でも!猫の頭の中に人間の脳みそなんて入るのか?」
難しい顔をしながらハルカが聞く。
「あら?意外とまともな質問ね。アタシはわかりやすくいえば…猫の体をかりているアンドロイドよ。」

「よくわかんねぇよ…。」

「フフ…またいずれ詳しく話ましょう。」レイとルビーが笑う。


レイは、気付けばまたいなくなっていた。


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