第一章


[03]部屋


由斗は、制服に着替えるために部屋へ戻った


着替える前にふとんを畳みはじめた由斗はふと部屋を見渡した


由斗の住んでいる家は神社の中にあり由斗の部屋は神社の東側にある
朝日があたる部屋の中は畳と襖というよくある和風の部屋だ


いつもの習慣通りふとんを畳み、押し入れの中に入れた由斗は廊下を歩いてくる足音に気が付いた

しばらくすると、襖がトントンとたたかれる そしてそのあとすぐに優しくきれいな声が由斗を呼んだ


「由斗、居ますか?」
「うん」


由斗が答えると閉じていた部屋の襖が開く

[前n] [次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[←戻る]




Copyright(C)2007- PROJECT ZERO co.,ltd. All Rights Reserved.