闘魂!第4巻


[10]第40話


ドンッ

金時「悪いね」

拳「ちょっと待てよ!いま財布すっただろ」

金時「これだけ重かったら、さすがに気付くか」

拳「さっき5千円を全部百円玉にしたからな」

金時「なぜそんな…」

拳「5千円じゃガチャガチャできねぇんだよ!それにジュース飲めねぇし」

金時「子供かてめぇわ!」

拳「お前この辺じゃ見かけねぇな」

金時「だったらどうする?」

拳「……」

金時「!!!」

拳「はじめまして」

金時「あ!はじめましてってちげぇよ!」

拳「お前が誰だろうが俺には関係ねぇ」

金時「そうか、じゃあな!小金持ち君」

――――――――――

宇治「ここで食事にしましょう」

紅葉「やった〜飯だ!」

抹茶「なんか古くせぇ〜レストラン行こうぜ」

宇治「あまり目立つ所は避けましょう…」

ガラガラ

ハルカ「いらっしゃい!」

サササッ

抹茶「よう姉ちゃん!なんかいい香りがすると思ったぜ」

紅葉「さっきレストランがいいって」

ゴンッ

紅葉「いって〜!」

抹茶「余計な事喋るな!」

宇治「すみません…少し食べ物わけて貰えませんか?」


ハルカ「ほとんど賞味期限が近いから…好きに食べていって」

紅葉「やった〜」

抹茶「俺はあなたで胸がいっぱい」

ハルカ「ははは…」

紅葉「姉ちゃん飯まだ〜」

ハルカ「ちょっと待っててね」

宇治「すみませんね〜子供ばかりで」

抹茶「誰が子供だ!」

ハルカ「いえいえ、似たような人がいますから(笑)はい、お待たせ」

紅葉「いただきま〜す」

ガツガツ!ガチャガチャ

宇治「もう少し静かに食べれませんかね〜」

ハルカ「気にしないで下さい!どうせ誰も来ないので」

宇治「あはは…」

紅葉「ウメ〜これかなりウメ〜」

ハルカ「ありがとう」

ガラガラ

拳「ただいま」

ハルカ「おかえり」

宇治「お邪魔してます」

紅葉「これウメ〜ぞ」

抹茶「もっと状況判断しろよ…」

拳「龍達は?」

ハルカ「よそ者が出たとかで、まだ帰ってきてないわよ」

拳「そうか」

宇治「僕達はこれで」

ハルカ「あら、もう帰っちゃうの?」

紅葉「まだ食べたい〜」

抹茶「バカチビ帰るぞ!」

紅葉「え〜」

ガラガラ

宇治「遅かったみたいですね…」


龍「くそ〜逃がした!ってあ!」

ハルカ「え!なになに?この人達?」

宇治「私達荒らしにきたわけじゃないんで…」

真人「負けっぱなしはやなんだよ!」

龍「外に出ろ」

抹茶「宇治!てめぇわさがってろ」

紅葉「お腹いっぱいだし!ここは二人でじゅうぶん」

龍「相手になる」

拳「おもしろそうじゃん」

龍「油断するなよ拳、こいつらけっこう強いよ」

拳「上等じゃねぇか」

抹茶「行くぜ!」

バシッ!

金時「なにやってんだ街中で」

拳「お前は!」

金時「抜け駆けはいけねぇな〜いけねぇよ」

拳「邪魔するならてめぇから殺るぞ」

金時「邪魔?俺も参加するんだよ」

宇治「始まりましたか…あの人の悪い癖…」

金時「お前等さがってろ」

抹茶「ちっ」

拳「じゃあ俺がやる」

金時「いいよ、二人で!コンビなんでしょ?」

拳「なんでわかる!」

金時「コンビってのは、常に隣にいて…配置が決まってる」

拳「後悔するぜ!行くぞ龍!」

龍「おう!」

ダダダ!

金時「スピード20点」

バシッ!

金時「攻撃力50点」

拳「ふざけるな!」

金時「度胸30点」


宇治「100点満点合格ですね」

拳「さっきからごちゃごちゃ!戦う気あんのか!」

金時「いまできた、けっこう強そうだし」

[前n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[←戻る]




Copyright(C)2007- PROJECT ZERO co.,ltd. All Rights Reserved.