dream1


[05]執筆


ザワザワと木々の
喋り声が聞こえる。
・・・・・・・・・

「ここは??」

周りは木だらけだ。
喋り声も止まない。

すると急に、


『ようこそ』

「!!!」

驚くもの無理もない、今の声は、
自分の声だ。
自分では喋ったつもりは無いが。・・・・

『何を驚く?』

『この世界か?それとも私の存在か?それとも自分の状態か?』

「・・・・」

全てが急過ぎて何も
分からない、何も言葉が出ない。・・・・

『ここはお前の世界だ。そして私はお前だ。しかしお前は死んだ。』

これもまた状況が
全く分からない、・・・・・・
頭が痛くなってきたが、今はそんなところではない、・・・・
勇気を振り絞って。
一言。

「元に戻して」

それしか言葉が見つからなかった。
しかし予想を覆す言葉が返って来た。


『ここはお前世界だ。お前の選択だ。だから今ここにいる。選択はそれでは無い。他にあるはずだ。選択はもとより一つだ。』

僕は迷宮に入り込んだ。気がした。

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