dream1


[04]鉄格子


ある事件が起こった、日の晩、
月は雲に覆われて、
光も差さなくなって
いた。
もちろん影も、
時計の針が十の文字を覆う。
今日も、普通の日が
過ぎて行くと
思って寝床につく。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






「死にたいか?」

「それとも
生きたいか?」

『ガバッ!』

ミロは布団を払った。人影は無い。

「何だ?・・
気持ち悪い・・」




「問題は選択だ。」



今度は確かに聞こえた。
が、人影は
またもや見えない。

「誰だ??」

と言うと同時に
好奇心がミロに
沸いてきた。
そしてこの物語の
運命を変える
一言を言う。


「生きたい」


と言った瞬間に
紫色の刀がミロの、
胸元を貫いた、


「えっ・・・」

膝から崩れ落ちる、
口からは大量の血・・・・
意識が朦朧とする中、


「それがお前の選択だ。」


ミロは意識を失った。

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