ＭＩＥ（完）

[10]１０日高先輩…

いつもの様に部屋でMIEとくつろいでいたが、今日は何か様子が違った気がした。
嫌な予感がしたので、それを取り払うかのように、手をMIEの下着の中に入れ激しく掻き回した。
『はぁぁ…はぁぁ…ゆう君…ちょっと待って…』何か言いたそうだったので、耳を傾けた。
『今から友達呼ばない～？』一瞬何を言ってるか理解できなかった。
MEGUMIはもう地元に帰ったらしいし…
『呼ぶにしても、誰を呼ぶんや～？』MIEは少し沈黙してから口を開いた。
『ゆう君の仲良い先輩に日高先輩っていたやん？ｲｹﾒﾝやし一緒に遊ぼって誘お～？』日高先輩…？
確かにあの人はｲｹﾒﾝやけど、ﾄﾞﾔﾝｷｰ･ﾄﾞS･女好き･人使いが悪く性格は最強…最恐で、MIEとの話題で名前をよく口にしたかもしれないが、日高先輩との思い出は…
喧嘩か悪い事をした思い出しかない…。
高校時代は頂点にたっていた男で、いまはﾎｽﾄのNo1。しかも俺はいつもﾊﾟｼらせられる。
日高先輩と乱交もした事あるが、それはまた別の話。MIEは俺の友達やし…
頭の中で葛藤していると、""ﾌﾞｰ･ﾌﾞｰ""
俺の携帯がﾀｲﾐﾝｸﾞ悪く鳴った。ﾃﾞｨｽﾌﾟﾚｲを見ると…
《日高先輩》
無視しようと思ったその瞬間…『もしもし～♪』MIEが俺の手から携帯を奪い、電話を取ってしまった。

[前㌻] [次㌻] ［*］ﾎﾞﾀﾝで前㌻
［#］ﾎﾞﾀﾝで次㌻

[←戻る]

ＭＩＥ （完）

[10]１０ 日高先輩…

ＭＩＥ（完）

[10]１０日高先輩…