恋人


[08]宣戦布告


―唯SIDE―





は〜。あの女マジで殴りたい。



あそこまでうざったい奴、初めて見た。





「彰く〜ん!!」

しかも、彰にベタベタ触ってるし・・・・・。



さて!どうするかな?


綾瀬 湊。





そう思ってたら、向こうからやって来た。



「あの。安藤さんちょっといい?」


ふーん。ちょうどいい。


言うこと言っておこうか。


でも、本性をバラすなんてへましないけど。



『何?綾瀬さん。』



さて、綾瀬 湊がどうするか見物ね!









―――――屋上



「あのね!私ね、彰君の事好きになったの?」



ふーん、それで?



「だから、私が彰君の事もらって良い?」


いいわけないじゃん。


頭、バカって感じだよ!





『ごめんなさい。彰君は私の彼氏だから、そこは私も譲りませんよ。』



「でもさ。私、彰君は安藤さんと居ると大変だと思うんだ〜。彰君は私と居た方がいいと思うし。」









・・・・バカに話合いで解決しようとしてもダメだったわ。









『あの、そろそろチャイム鳴るんで、戻りません?』


こういう手口嫌いだけど今はそんな事言ってる場合じゃない。



これ以上怒らせる事言われたら、私の本性出るから。



これだけは避けたい。









・・・でも、綾瀬 湊は本気で邪魔にかかると思うな。





宣戦布告されたし。









私も何があっても、彰と別れないようにしないとね。


どんな手も使ってきそうだからね。


あいつ。










本当にどうするかな?










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