恋人


[04]企んでる


―彰SIDE―



かなり怪しい。



あんなに、学校以外にあんなに営業スマイルした所見たことない。




バイトは営業スマイル使う所だからわかるけど。



手伝いするって唯は何か企んでるって感じなんだよな。




唯は顔良いから、男に人気あるけど女にまであるとはな。






何か使っただろ?




『お前何か手口使った?』

何か使ったと思ったから。

「いや!何にも。」


営業スマイルを崩さずに言った。


「もしかして、私が男と接客してるからヤキモチ妬いた?」


『は?そんなはずないだろ?』


「ふーん。キスでもする?」


は?・・・・・・・



『何、言い出すんだよ!』
そう言う俺はかなり動揺している。



「ね?しよう?」


そういう唯はかなり、色っぽい。



『無理!無理だろう?ここ休憩場所!』


こいつ、何考えてるかわからないから怖いんだよ!


しかも、今小悪魔発揮しやがって。






唯がいきなり近づいて、少し背伸びしながら軽いキスをしてきた。










『・・・・・・』



俺はア然。



唯は平然と


「そういうスリルが面白いじゃん。」


と言い。




バイトに戻った。



『・・・・っ、あいつ本当わかんねぇ。』










そして、やっとスリルのバイトは終わった。






はぁ。ため息つくほど疲れた。

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