恋人


[16]デート


―彰SIDE―



ガチャ!


唯が着替えを済ましてきた。


やっぱり、スタイル良いし、可愛い要素も綺麗な要素もある。


自然に笑ってる時は可愛いし、冷静沈着な時は綺麗だし。




完璧。





――――遊園地



「彰!まだ、並ぶの?」


・・・後20分だしな。



今、並んでいる所は唯の希望でジェットコースター。


「彰〜。喉渇いたな!」



・・・・買って来いと?



『買いに行く?』


「えっ?彰、良いの?ありがとう。」


買いに行けって感じで呟いたのはお前だろ?って言いたい。




でも、俺は唯の自然な笑顔に弱いんだよな〜。




『じゃあ。そこで待ってて!買って来るから。』



「ん!」



走って、ジュース売り場に来た。



『あの〜。コーヒーのブラック二つとハンバーガー二つ、お願いします。』




「あら〜。かなりカッコイイから、おばちゃん。コーヒー二つタダにしてあげる。」


おっ!ラッキー。


『ありがとうございます。』



また、Uターンして唯が並んでる所に戻った。




「うっひょ〜。あの娘超可愛い。」


「うわ〜。かなり綺麗な人だね!」


「モデルの人じゃないの?」


等と唯はかなり噂になってる。






「彰〜。遅い!!」


かなり不機嫌になってる、可愛い天使。



今日はなぜか、天使みたいに大人しい。


いつもの毒舌はないし、本当に気分転換で来たのかな?と考えてみる。


そう、思ったら



「彰!乗ろう!」









―――20分後




死ぬ〜。何メートル、人を乗せてんだよ!!


『気持ちワルッ!!!』



気分悪い・・・・。



普通のジェットコースター乗るんじゃなかったのかよ!!!どこが大丈夫だよ!


死にかけたぜ。


「もう〜。彰って頼りないわね!そこで座ってて、水か何か買って来るから。」




・・・・天使は撤回しよう。



また、毒舌小悪魔に戻ったから。




でも・・・・・




『サンキュー。』



そう言って、ベンチで休んだ。

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