恋人


[14]やな予感。A


―彰SIDE―



ッツ。



開かない。



俺は足で蹴り飛ばし、ドアを開けた。





『唯!!!!』



頼むから間に合ってくれ。








「あら。彰、あんた遅い。」




そこには、平然と居る唯と気絶してる男、四、五人。




もちろん、それを見た俺はア然。


そして、唯が言葉を続ける。


「こいつら男のくせに弱いの!私が軽く蹴り飛ばしただけで、気絶しちゃったから。」









・・・ある意味、最強です。



唯さん。

あなたは一体、何処まで強いんですか?




『あのさ。本性出していいの?』


「あ〜。私が本性出した瞬間、こいつら動揺したしな〜。」




でしょうね!




「大丈夫。大丈夫。バラしたら、退学の上に警察に突き出すから。」




こわっ!!!




『あなたは本当に無敵ですね。』




敵、いないんじゃない?





「そうだね」

クスッと微笑んで、綾瀬にも脅していた。





「あんたは、バラしたら退学だから。私を挑発した罪。後、宣戦布告した相手が悪かったね!」





確かに、回したくもないな



「彰!いこっ!!」



ニコニコ笑いながら、天使の笑顔になっている。



さっきの小悪魔の微笑みは何処に行った?





まあ、唯が無事でなによりだな。

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