小悪魔登場


[17]めんどくさい


―唯SIDE―


私がいつものように、葵達としゃべっていたら担任の伊吹が喋りかけてきた。





「安藤さん!ちょっと良いかな?」


・・・・・正直、めんどくさい


でも、そう言えないのでちゃんと営業スマイルで答える。


『はい?なんですか?』


「あのね!安藤さんに生徒会の一年生立候補者になって欲しいんだけど。」


・・・生徒会?

『生徒会?ですか?』

「はい。生徒会です。で、安藤さんにやってもらいたくて・・・・・」


ふーん。生徒会ねぇ。


やるなら下より上の方がいいわね!



なら、伊吹や他の先生の奴らを納得させて会長になってやるわ!


『・・・・あの?先生?一年生でも会長って出来るんですか?』




どうしても出来ないならやらないけど。



『・・・出来ませんか?』

「いやいや、安藤さんなら出来ると思うわ、他の先生方なら納得してくれるわよ!こんなに校則を守ってくれるのは、安藤さんだけだもん。」









・・・優等生やっててよかった♪



『はい。ありがとうございます。』




用件だけ言った、伊吹はさっさと教室を出て行った。


「唯!優等生なのはわかるけどなんでめんどくさい会長なの?」



葵が小声で言った。


『だって、どうせ優等生で今更断るのはおかしいでしょ?生徒会やるとしても、私が人に命令されるの嫌いでしょ、だからどうせなら上が良いから会長になりたいわけ!』









葵がなるほど〜!と言いながら伊吹がくるまえの話に戻してってた。









確かに葵が言う通りめんどくさいけど、会長なんて凄い点数稼ぎに良いじゃん。



私が会長をやると信頼性も増すから。





はっきり言って私は出来るだけ無駄な事はやらない主義だからね♪






やる時は有限実行しなきゃね♪

[前n] [次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[←戻る]




Copyright(C)2007- PROJECT ZERO co.,ltd. All Rights Reserved.