第9章


[04] 


様々な存在が増えた。
各々がそれぞれの存在の仕方を決め始め、新たなものを創りだすようになるまで成長していった。
その中で他の存在を必要以上に奪い始める者が現れた。
我は怒り、悲しみ、その者達を様々な方法で奴らを止めようとした。多少、犠牲は出たかもしれない…。
だが…奴らはそれに怒り我を存在を疎み、あろう事か我の存在を消そうと攻撃を仕掛けてきたのだ!

我は怒った。怒り狂った。
我は側近としていたギラティナやエムリット達の反対を押し切り…。

その者達もろとも世界を壊した。

…そしてまた創り直したのが今のこの世界だ…。だがこの世界もまた同じ道を辿ろうとしていた。
また創り直そうとしたが側近達の強い反対、離反によりそれは叶わなかった。
我は怒った。そして…最初にピカチュウ、お前に話したとおりだ、お前を利用し操り、無理矢理それを叶えようとした。

……………だが、それは間違っていたのだな………。
お前の言うとおりだ、ピカチュウ。
自我の無い者だけの世界など…また一人になってしまうではないか…。
………お前達のような者がいるのだな…。我は…過保護だったのかもしれん…。」




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