第7章


[09] 



長い階段だ。まるで天まで続くような…。
下ではあのポケモンを止めようと赤帽子、縞シャツがドダイトスとゴウカザルで戦っている。
大丈夫なのだろうか…? !何故俺は人間の心配などしている!?

長い階段を上りきると…そこにはあのポケモン…今まで何度も俺の前に現われたあのポケモンがいた!!

「…待っていたぞ。」

「お前は…お前は何なんだ!?」
あのポケモンは少しの沈黙の後、言葉を放つ。
「我が名はアルセウス。…時は来た…今こそすべてを話そう……」

あのポケモン…アルセウスは俺にすべてを話す…。
俺を利用していたこと、別に人間に恨みがあれば誰でも良かったということ、
世界を一度滅ぼし、自分の都合のいい自我の無いポケモンの世界だけに創りということ…

そして今まで傀儡として働いてくれた礼に、俺だけはこのまま新世界に連れていくと……!!


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