第7章


[02] 





その頃…
エレキブルは戦いで傷付いたポケモン達を集め、研究所からの脱出を図っていた。
「(後は、処分されそうな奴らだけだな)」
地下の研究室…処理場へ向っていると、その中へ入っていく人影が見えた。
「(あれは確か…幹部のサターン!)」

「あ、これはサターン様」
中にいた白衣の男が、恭しく頭を下げた。
「こいつらを処分しておけ」
サターンはモンスターボールを男に渡した。
「はい…この3個ともですね?」
「ああ。この役立たず達のおかげで、とんだ茶番に付き合わされた。
 ボスが帰るまで私は休む。頼んだぞ」
「はい、すぐに」
「(畜生!またしても…!)」

「なあニャルマー…俺達も行かなくてよかったのか?」
「3匹はあの子が助けたし、ピカチュウは強いし、アタシらの出る幕ないよ」
バトルの間、隠れていたニャルマーとムクホークも出口を探していた。
「アンタはどうせミミロップが目当てだろ?」
「(ギクッ)そそそそそんなこっここ事は…!」
「ん?あれは…」
「お、俺は別にミミロップたんに乗られたいとか乗りたいとかわっ…」
「しっ!……あのブル野郎じゃないか。あんな所で何やってんだい」

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