第6章


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エレキブルは気付いていないだろうが俺はでんこうせっかに混じらせ、こうそくいどうを使っていた。
徐々に悟られない様にスピードを上げているから、あいつは気付いていない。

「……お前…チッ、こうそくいどうか!!」

そして気付いた時には……

「遅ぇんだよっ!!」

一気にフルスピードにし、エレキブルの目の前に現れてやると、予想通りあいつはパンチを出してきた。

「燃えちまいな!ほのおのパンチ!!」

俺は軽くパンチを避けて、あいつの顔面に尻尾をたたきつける。
思わず目を閉じた隙にでんこうせっかをぶち込んだ。

手下から歓声が上がっているが、気にしている余裕はない。
俺は吹っ飛んで倒れたエレキブルに軽くでんきショックを浴びせてやった。

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