第4章


[08] 


今度の部屋は床が氷、壁が岩、天井が金属だ。
そして中央に今までのより大きな石像がある。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
今までのものよりさらに大きく長い地響きが起こる!
「キタナ! ガガッルザザーウス!」
石像が動きだし言葉を放つ。今までの機械の様な奴らとは違い、意思を持ったしゃべり方だ。
「ワレラガ ウバイシ チカラヲ トリカエシニキタカ!」
意味がわからない。
「何の事だ?」
「ムダダ! コノ レジギガスノ メハ アザムケンゾ! ワレラハ アルジジガガガース! キサマノ ヤッタコトヲ ユルシハ シナイ!」
そう叫ぶと石像、レジギガスは襲い掛かってきた!
話の通じる相手では無さそうだ。
やるしか・・・

「ツカマエタゾ! アルピビッウ・・・!コノママ ニギリツブシテヤル!」
「ぐっ!」
あの巨体からは信じられないように速さで迫られ、右手に捕まる!
「クルシイカ? ビー、ジジッルセガガース? ダガ ワレラガ オマエカラ ウケタ クルシミハ コノテイドデハナイゾ!」
「ぐああっ・・・!」
「なんなのよー?こいつー!?ピカチュウを離しなさいっ!」「はなせ〜!」
ミミロップとムウマージが攻撃を加えるがビクともしない。

――苦戦しているようだな?少し体を貸せ、安心しろすぐに返してやる。
薄れゆく意識の中でそんな声を聞いた――



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