第4章


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「ツイニ ホンショウヲ アラワシタナ!アルセガガース!」
「ククク・・・。」
道具袋からあの三枚の石板が飛び出し、何処からか黄色い石板が飛んでくる。
そしてピカチュウ?の周りをゆっくりとふわふわ回りはじめた。
「まさかこんな所に結界を張り隠れていたとはな。愚鈍な貴様らが我の目を逃れられるわけが無い、
どこかでガタガタ震えて隠れているんだろうとは思っていたが。」
「グウウー! アザザセウザザッ!」
レジギガスが殴りかかるが、ピカチュウ?の周りを回る銀色の石板が光り、不思議な金属が現れ壁となる。
バチィッ!
レジギガスは跳ねとばされた。
「無駄だ。」
「オノレエェェェー!!」
レジギガスが捨て身で突撃してくる。
すると今度は灰色と水色の石板が光り、尖った石柱と氷柱が現れ、レジギガスの体と左足を貫く。
「無駄だと言っている。」
「グ・・・ア・・・アア・・・・・・。」
一本ずつ残った手足でレジギガスは必死でピカチュウ?から逃げようと後ずさるが、
ピカチュウ?はそれを猫が鼠を追い詰めるようにゆっくりと迫っていく。
「そろそろ我から奪ったものを返して貰おうか。」
黄色の石板が光る!
レジギガスの体全体を包むような大きな雷がレジギガスの体を焼く!

「ガアアアアアアア!!!・・・ゼメデ・・・ザザッ ミヂヅレニ・・・・・・・!ビーーーッ」
レジギガスは大爆発をしようとしている!
「往生際の悪い・・・。」
ドクンッ!
「ちぃっ、こんな時に傀儡が目覚め・・・るか・・・。」

時が動きだす!

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