第30章


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私はフィオレ地方のリングタウンでポケモンレンジャーとして働いている。
私がグレン島に来た理由は、ただ温泉で日頃の疲れを癒しに来ただけだった。
ここは温泉の観光地として有名でフィオレ地方でも知られている。温泉街は人とポケモンで賑わい、島は綺麗な海で囲まれ、火山から見下ろした風景は特に美しい。温泉はポケモントレーナーやポケモン達が日頃のバトルでたまった疲れを癒していた。
これがグレン島の本来の姿だったのだが…。
突如町には狂気に満ちた白いコラッタが出現した。
白いコラッタの戦闘能力は野生の普通のコラッタよりも強いと思われる。しかし強いと言えども野生のコラッタより強い程度である。だが、戦闘不能になってもすぐに蘇る。
普通コラッタには自己再生能力などない。
今の私には理由などわからない。
今温泉街は白いコラッタにより、悲鳴に満ち、怪我人の続出や町の破壊をしている。
勇気あるポケモントレーナーとポケモン達は白いコラッタに挑むも驚異的な再生能力の前には打つ手もなく、ことごとくやられていく。
そのためトレーナーとポケモンの負傷者が後を絶たない。
そして温泉街は癒しの場ではなく戦場と成り果てていた…。
温泉街の崩壊も時間の問題だった。

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