第22章


[06] 




 Gグロスが鋼の拳をBミカルゲに叩きつけるが――
「ゲゲェー!? ――ん?」
ぺちん、と情けない音を立てただけだ。まったく効き目はない。
「……どういうことでえ」
「合体維持に大きなエネルギーを使っているから、攻撃には殆んど割けないお」
「ケケケッ、バカが! 今度はこっちの番だ、Bミカルゲ! デスシャドーボール!」
 Bミカルゲが派手な動きで黒い球体を放つ――が、その大きさは数センチ。
 ヘロヘロと飛びぱちん、とシャボン玉の様にGグロスの体で弾けて消えた。
「ゲェーッ!?」
「あっちも同じみたいだお」
「……」

 その後も名前だけ豪勢な技の応酬が何時間にも渡り続いたが――
「ヤミカラス、マニューラ達とエレキブル達を呼んできなせぇ。でっけぇ粗大ゴミを二つ片付けないとならねぇんで」
「へい」
ドンカラス達により両成敗され、決着はつかなかったという。

続かない

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