第22章


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「チッ!」
複数の染みがしつこく振り下ろされる
俺たちは避け続けるしかなかった

「ククッ、無様なダンスだな」
机にあったモンスターボール片手に取り、指先でクルクル回し始めた
何かか思いついたように瞳が邪悪に光る
「そうだ…俺に一生の忠誠を誓い、自らこのボールに入れば命だけは助けてやろう…どうだ?」

「・・・・・」

呪いか能力か…何にせよ反撃するだけこちらにダメージが帰ってくる…
―――奴には勝てない
俺の中で同じ思考が何度も繰り返される
何か、何か手があるはずだ―――

「さて、楽しい遊戯もここまでだ…」

パチンッ

ダークライが指を鳴らす
「―――ッ!」
突然床からから青白い炎が舞い上がった

「さぁ!踊れ!死のダンスフィナーレだ!」



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