第21章


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小ネタ・ザングースの旅 第3話

〜海上〜

「長いでござるね…」
「当たり前じゃないですか…シンオウからカントーに行くんですから」
ホエルコに乗っているザングースと、泳いでいるスターミー。
彼らはひたすらカントーを目指していた。
「ホエルコ殿、あとどれくらいでござるか?」
「あと3日ってとこでしょうね…」
あきらかに疲れているホエルコ。可哀想な奴である。
彼らの前方に黒い影が現れた。
「ん?あれは何でござるか?」
「ま、まさか…」
スターミーが息を呑む(元々こいつは息をするのだろうか)。
「どうしたスターミー殿?様子がおかしいでござるよ?」
「あれは…ギャラドスの大群ですね」
近づいてくる大群。20匹くらいいるだろうか?
「でも何でそんなのがここにいるのでござるか?」
「地方と地方をつなぐ海には凶暴なポケモンが住んでいるんです…彼らもここら一帯ではかなりの実力者でしょう」
「スターミー殿は博識でござるな!」
感心するザングース。そんなやりとりの間にも、大群は近づいてくる。
「あ、あの…ザングースさん?スターミーさん?」
珍しくホエルコの方から話しかけてきた。
「何でござるか?ホエルコ殿?」
「もうめちゃくちゃ近づいてるんですけど…?」



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