第20章


[01] 



「もう夜明けか・・・」
俺たちはヤマブキに着いた
明らかに他の町とは様子が違う、ロケット団が平然と街中を歩いている
「これではうかつに動けませんね」
ロゼリアが疲れた声で言う。一晩走って来たのだから無理もない
「仕方がない、ムクホークと俺でポケモンたちが連れて行かれた建物を探す」
「なんで俺が・・・」
ムクホークがあからさまに嫌そうな顔をする
「アンタ伸びててほとんどフライゴンに運ばれてたじゃないかい。」
「その通りだ、それに俺たちだけなら目立たず動ける。」
俺がムクホークに掴まる
「空から探せばすぐ見つかるだろう。お前たちはその間に体を休めておけ」
「「「は〜い」」」
俺とムクホークが空へ飛び出す

数分後・・・・

「あそこだな…」
俺とムクホークはこの町でも一際高いビルの正面に来た
「どうしてわかるんですかい?」
「このあたりでわざわざ入り口に見張りをつけているのはあそこだけだ。皆の所に戻るぞ」
俺たちが戻ろうビルに背を向けたとき
「何だお前は!普通のポケモンではないな!」
見張りの怒鳴る声が響く
(まずい、見つかったか?)
ほお袋に電気を溜める
「ククク…朝から騒々しい、しばらく眠っていろ」
見つかったのは俺たちではなかった



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