第18章


[36]page428



(ヒソヒソ・・・ピカチュウさん、どう考えても僕たちじゃ勝てませんよ)
(まあな)
(え?)
(俺たちの目的はサカキを倒すことだ。俺の指示に従え・・・・)
「どうした?いまさら作戦会議か?」
ダークライがせせら笑う
(・・・・わかったな)
(はい)
 行くぞ! 俺がそう言いかけると室内だというのに突然、砂嵐が吹き荒れはじめる。
そして厚い壁を壊し銅色の巨大な怪獣のようなポケモンが倉庫に乱入してきた。
「な、何だ!?」
「…あんな奴がいるとは聞いていないが。まあいい邪魔だ、ドサイドンあのデカブツもやってしまえ」
 ダークライがドサイドンに指示を出す。
「奴があの地響きの元か…久々の闘いだ、楽しませてもらおう。」
 銅色の巨大なポケモンはドサイドンを見て呟いた後、こちらをちらりと見て言う。
「貴様らのような弱者に用は無い、巻き込まれたくなければ…む?
貴様の顔、昔我が眼を潰した宿敵が連れていた子鼠に似て…? いや、気のせいか。我が興味があるのは強者のみ、去るがいい。」
 …? 何だかよくわからないが、ここはこのポケモンに任せて逃げ…ゴホン、後ろを向いて前進だ!



[前n] [次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[←戻る]




Copyright(C)2007- PROJECT ZERO co.,ltd. All Rights Reserved.