第16章


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ミミロップ達が十分離れたことを確認し、ミロカロスにたずねる。
「先程、俺達を助けたのはお前か?」
「? 何のことでしょう?」
ミロカロスは不思議そうに聞き返す。どうやら違うらしい。

「いや、何でもない。気にするな。それで用事、とは?」
「今回の件の後始末です。随分とまあ派手にやってくれたようなので…。
人間に私達の存在を気付かれるわけにはいきませんし、ダークライの存在は私達の責任でもあります…。」
………。
「方法は?」
「いつものように。死人は残念ながら戻せませんが他の人間達の記憶を消し、元の場所に帰すことは私達に残された力だけでも可能です。」

はあ、とミロカロスは大きなため息をつく。
「それと塔の壁もどうにかしないといけませんね…。ディアルガめ…後始末の苦労も知らず…。」
…俺も壊したなど言えない。



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