第12章


[02] 


ニビシティを注意して通り抜け、お月見山まで到達した。
「おっき〜い‥」
「中も広いです‥」
「ムウマージここすき〜」
皆口々に感想を述べる。
「取りあえず、ここを抜ける。中も人間が居るから気をつけるぞ」
中は他の洞窟より明るいので、より慎重に進む。 途中でズバットなどに遭遇したが、他に収穫は無い。
かなり奥まで進むと、1人の少年が眼鏡男と言い争いをしていた。
「この化石は僕が見つけたんだ!」
「2つ有るんだから1つくれても良いだろ!」
……不毛だ。
「それならバトルで決めるか?」
「受けて立つ!」
突然、ポケモン勝負が始まった。
少年はリザード、眼鏡男はドガースを繰り出した。
「…凄い展開ね」
「迫力がありますよ」
「ムウマージおもしろそ〜う」
「シッ、静かにしろ!」
こうしている間に、勝負は少年の勝ちで終わったようだ。
「畜生!畜生!」
「さあ、化石をくれ」
「ふん、1つだけだぞ!」
少年は甲羅の形をした化石を持って、洞窟を出て行った。
「よし、あの人間に気づかれないように抜けるぞ」
ぬきあーし、さしあーし、しのび…ドテッ!
「いった〜い!」
ミミロップが石に蹴躓いて転んでしまい、気づかれてしまった。
「何だ?見たことの無いポケモンだな……。捕獲してやる!」
襲いかかって来た。しょうがないので、アイアンテールで気絶させて、お月見山を抜けた。



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