おませなオコチャマ


[09]放課後


放課後


俺の考えは、古いのか…。


最近の子供とは、価値観が違うな…とか色々かんがえながら誰もいなくなった教室で黒板にかかれた文字を消していた。



「日直…仕事しろよ…。」


「せんせ」

背後から小さな声がした。


「おーっ。庵。」


陽菜「今日は、先生ありがとぅございました。」


「まぁ。気にすんな多分、アイツらがすすんでるだけで庵は、普通だと思う。」


俺は、同意してほしかったのか…自分に言い聞かせるように陽菜に説教くさく昼に言った事と似たような事を言っていた。


陽菜「先生…。」



「また明日な。」



立ち去ろうとした時に服の裾を陽菜に捕まれた。



「ん?」


陽菜「先生…しゃがんで」


「こうか?」


少ししゃがんだ瞬間、陽菜の唇と俺の唇が触合っていた。



陽菜「さよなら。」


陽菜は、少し顔を赤らめて走って行った。





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