〜過去〜ツバキ〜


[20]麗和の息子


 〜翌日〜


椿は、麗和に昨日の事を話した。

「そぅ…いたのね。私と同じ目の子…。」


「男の子でしたょ?」


「間違いないわ…。」


「あのぅ…」
椿は、聞いていいのか悪いのかわからず言葉を濁す。


「えぇ…その子は、私の息子です。」



「でも…どうして孤児院なんかに?」
椿は、思わず口に出してしまっていた



「最初に言ったわよね…。私がどうして離れた場所で生活しているのか…。」
椿は、遠くを見ながら話し始めた。





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