〜過去〜ツバキ〜


[02]〜椿〜


椿は、近所の人からの評判もよかった。

面倒見がよくて、品もあって…。美人で。

ハルカは椿の幼い頃にそっくりだった。


年が離れているせいかハルカと椿は、仲がよかった…。


椿は、週に2回家から少し離れた大きなお屋敷に使用人として雇われていた。

「ハルーお姉ちゃんお仕事行って来るね。」

「いってらったぁい」ハルカがてを振る。

「お母さん達もぅすぐ帰って来るからおとなしく待ってるのよ。」

「あーい。」
ハルカは、ベッドに走って行った。


いつも帰りを待つ時は、ベッドの上でウサギのヌイグルミを抱いて待っていた。

「うん。いぃこね。それじゃ…。」
椿は、お屋敷にむかった。




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