綿流し


[05]5


「どうして鷹野さんは圭一を引き取ったのかな?」
「三四さんは自分も雛見沢に恨みがあるからて言ってた。」
「恨み…」
悟史は暗い顔で呟いた。
「悟史?」
そんな悟史の表情を見て圭一は不安になって悟史の名前を呼んだ。
「ねぇ、圭一…今日さ…夜まで一緒にいない?」
「え!?」
「一緒にいたいな。」
悟史は極上の笑顔で圭一を誘った。
「…うん。」
圭一は自ら悟史の手を握り微笑んだ。


「鷹野さん。」
一人の男が三四の元に駆け寄った。
「どうかした?」
「準備が調いました。…後は殺すだけです。」
男は普通の会話のように簡単に殺すとゆう言葉を使った。
「ジローさんには悪いけどオヤシロ様の祟りのために死んでもらわなきゃね。」
「鷹野さんいいんですか、富竹ジロウは恋人なのでは?」
男は不安と不思議に顔を歪めながら聞いた。
「べつにそれほど大切じゃないからいいわ。」
三四は興味がない声で答えた。

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