始まりの音


[03]3


看護婦も諦めたのか病室から出ていった。



「私…無理です、あの子。」
先程の看護婦が婦長に抗議をしていた。
「あなたはプロでしょ、我慢しなさい。」
「嫌です!…なんだか気持ち悪くって。」
「しかたないでしょ、心を病んでいるのだから。」
「…でも。」
看護婦が続けようとしたその時、一人の女性が二人の前に現れた。


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