〜日常〜


[08]8 転機…


最悪だ。誠吾と付き合うなんて…無理↓
空き地でのあの姿…頭がおかしいに決まってる…部屋のベッドに転がり、泣いていると…
"ブーブー・ブーブー"
メールを受信した。由美からだ。《明日食堂で告りなよ。美華と一緒にいてあげるから。半年付き合ったら許してあげるよ。》ありえない…。その日はメールを開いたまま寝てしまい、いつのまにか朝になっていた。
そして放課後、食堂にオドオドした姿の…誠吾が来た…あまりの気持ち悪さに絶句していると、後ろから由美につつかれた…『ウチさぁ…誠吾の事…前から好きやってんけ…ど…付き合ってくれん……?』と言うのが精一杯。(お願い…断って…!!!)心の中で激しく願った。しかしその願いはすぐに砕け散った。『別にいいよ』と即答。なぜか上から目線の誠吾に何も言い返せずにいると、後ろから由美が『わぁ〜!おめでとう!じゃあ二人で帰りなよ〜♪』と言った。そこまで予想してなかった私はまたしても絶句。すると横で美華が私の背中をつねった。『じゃあ…帰ろっか…』(断れ!断れ!断れ…!!!!)そんな思いも知らずに誠吾は笑顔で『うん!』即答だった。想像以上にヒドい由美と美華の仕打ち。これから半年間の事を考えると…ゾッとして悪寒が止まらない…。。

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