〜日常〜


[07]7 ♪転機♪


昨日は激しい興奮で一睡も出来なかった。いつも学校に行くのは憂鬱だが、今日は違った。ワクワクしてしょうがない。返事も決まっている。もちろん《OK》だ!そして待ちに待った放課後。授業が終わり、食堂に僕は呼びだされた。由利亜一人かと思っていたのだが、なぜか由美と美華がいる。(付き添いかな?)と思い、気まずいが三人の所へゆっくり歩いて行った。どぉゆう顔をしていいのかわからず少しおどおどしてしまった。三人の所へ着くと、由美と美華はニヤニヤしていたが、由利亜の表情は曇っていた。(緊張しているのかな?)と思っていると、由利亜が口を開いた。『ウチさぁ…誠吾の事…前から好きやってんけ…ど…付き合ってくれん……?』由利亜の口から聞こえたその響き、興奮したッ。どういう態度で返事すればいいのかわからなかったので、少し上から目線で『別にいいよ』と言った。一瞬シーンとしたが、由美が『わぁ〜!おめでとう!じゃあ二人で帰りなよ〜♪』と言ってきた。一瞬由利亜の顔が更に曇ったように見えたが、すぐに『じゃあ…帰ろっか…』と由利亜から言われた。
『うん!』
初めての彼女と初めての一緒に帰宅。興奮し過ぎておかしくなりそうだった…。


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