〜日常〜


[01]1 誠吾


僕の名前は誠吾18歳の高校3年生である。いつも教室の隅にいて、友達もいない。いわゆる陰キャラである。髪の毛は黒にボサボサの寝癖ヘアー、腰パンなど無縁、オシャレなんて全く興味なし。そんな僕には到底彼女なんているわけもなく、女に興味なんてない。と言うものの、休みの日はアダルトビデオを見てオナニーの毎日。100本近いビデオやDVDが僕の部屋の押し入れを埋めつくしている、本当は飢えて飢えてしょうがない男だ。僕の家は代々金持ち家庭で、祖父が海外事業のシニアアドバイザー、父が某大手会社の社長、母が化粧品会社の社長、兄が医者とゅういわゆるエリートだ。そんな中でやはり僕は落ちこぼれだ。家にほとんど家族がいる事はなく、お手伝いさんと僕しかいない。一人になりたい時は、少し離れたトコにある一人一つ与えられた別荘で過ごす。そんな刺激のない毎日。何か刺激を求めてやった行為。それは野良猫、野良犬殺し。初めは威勢の良いあいつらを殺して静かにしてやると心の中がスッとする。俺をバカにする奴の目を思い出しては、俺の手は平気に酷い事をする。まるで自分の意思で動いてないのかと思う程…

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